流行性耳下腺炎と言うのがいわゆるおたふく風邪のことです [健康]

流行性耳下腺炎と言うのがいわゆるおたふく風邪のことです。原因はムンプウイルスによるもので、一度かかると一応終生免疫ができるのですが、片側だけで済んでしまったり、軽く済んでしまったりすると、免疫が充分でなくてもう一度なる人もいるようですね。

また、おたふく風邪は水疱瘡などと違って感染力が弱く、兄弟間でも感染することが少ないようです。 また、感染しても症状が出ない場合も多いので、気づかないうちに抗体ができているようなこともあります。もう一つが耳下腺炎で、特に何回も繰り返す物を反復性耳下腺炎と言います。これの原因は細菌です。風邪を引いた時に耳下腺に細菌感染を起こしてなることが多いので、熱もなく耳の下が腫れて痛む程度です。ウイルスではないので人にはうつりません。

耳下腺を腫れさせる病気は耳下腺炎と呼べますが、耳下腺炎を起こす病気はおたふく風邪だけでないのです。反復性耳下腺炎もそうですし、ほかにもあります。症状だけではどちらかはわかりません。おたふくの可能性が高いそこまでです。確定診断をするなら、直ったあと抗体検査をしないといけないでしょう。

医院によっては治ったあと検査を勧めるお医者さんもあるでしょう。抗体があれば既におたふくにかかったことになり、次回同じように腫れても次回からはおたふくではないので登園不可にはなりません。抗体がなければ今回はおたふくじゃなかったことになり、予防接種をしたほうがいいとも考えられます。受験、修学旅行など大事な時期におたふくになったら目も当てられません。腫れがひいたら検査した方がいいですよ。ちなみにおたふくは、髄膜炎や内耳性難聴になる場合があり、予防接種をしたほうがいい病気だと思います。

EIAで調べて本当にマイナスであれば、必ずムンプスワクチンを接種してください。小児科看護師として復帰をお考えになっているのであれば尚更です。感染した場合10~20人に1人が髄膜炎になりますし、ムンプス難聴の心配があります。この難聴は高度で難治性の難聴です。片側だけのことが多いのですが、15%くらいは両側に起こります。ムンプス感染が関与していると考えられる高度難聴の発症者は1年間になんと3000人位いる!と言われています。また、こういった合併症のみならず、自分がムンプスに罹患することによって来院する患者さんをムンプスに感染させてしまう可能性もありますから。以上、真剣に回答させていただきました。

おたふく風邪はかかっても発病しない子も結構多いそうです。そういう子は予防接種も受けていないのに、いつの間にか抗体を獲得できているラッキーな子です。予防接種をしていればそれで抗体獲得できてる可能性は高いですよね。そうでなければ予防接種の意味がありませんから。お宅のお子さんは予防接種をされているので、実際かからない可能性のほうが高いでしょう。

もし かかるとするなら、接触から2~3週間してから。耳の付け根の辺りが腫れて押さえれば痛い、飲み込みの時痛む、耳下腺だけでなく顎骨の内側(顎下腺)が腫れる子もいます。熱はでる子もいればでない子もいます。予防接種をしたから程度は絶対軽いとは言い切れませんが。
シアリス
五便宝
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