新型インフルエンザに一度かかれば、体内に強力な免疫が出来ますから [健康]

インフルエンザは強い全身症状から始まり、主に気道を侵し、強い感染力により短期間に速やかに流行が拡大するインフルエンザウイルスによる急性の伝染性感染症」と定義されます。
インフルエンザという用語は14世紀のイタリアのフィレンツェで、寒さの影響、星の影響を意味する言葉としてインフルエンツァと呼ばれていたことがその起源の様です。インフルエンザにはA型、B型、C型の3つのタイプがあります。A香港型、Aソ連型などが有名です。その年により流行する型が変わります。またやっかいな事に同じ型でも毎年微妙に形を変化させますので、以前にインフルエンザにかかってできた免疫も役に立ちません。毎年かかる可能性があるのです。インフルエンザには大流行のたびに名前がつけられているので、1918年のスペイン風邪、1957年のアジア風邪、1968年のホンコン風邪、1977年のソ連風邪などが有名です。

新型インフルエンザに一度かかれば、体内に強力な免疫が出来ますから、ウィルスが変異しなければ二度と感染しません。感染して獲得する免疫と、ワクチンを接種して獲得する免疫を比べますと、実際に感染したほうが、ワクチン接種の比ではないほど遥かに強力な免疫を獲得できます。

ただし、新型インフルエンザも例年のインフルエンザのように、今後、小変異を繰り返すと考えられます。そうなりますと、一度かかった人も再び感染、発症しますが、基礎免疫は持っていますので、重症化を免れる率は高いでしょう。万一、新型インフルエンザウィルスが他のウィルスと交雑して大きい変異が起きた場合、基礎免疫が役立つのかどうかですが、それはウィルスの変異の程度によりますので、今の時点では予測不可能です。理論的には、元のウィルスとかけ離れるほど変異が大きければ、免疫が機能しないかも知れません。

例年のインフルエンザも同じで、去年かかったのに今年もかかる事があります。これは、ウィルスの型が違ったり、ウィルスが小さい変異を繰り返すためです。なので、インフルエンザワクチンは毎年、接種する必要があります。インフルエンザの予防接種において、最も免疫を獲得する効果が高いのは、1回目の接種と2回目の接種間隔がおよそ4週間の場合」といわれますのでもちろん効果があります。これ以後は日数が経てばたつほど効果は減弱します。しかし、大人の場合は1回接種で効果は十分である、という成績が得られていますので以上はあくまでも子供の場合のことです。
三便宝
威哥王
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